アカデミーの理念
はじめに —ホリスティックとは—
ステラ・ホリスティック・アカデミーの役割、それは、人間が本来持つ「自己回復力」を、ホリスティック(全体的・包括的)なアプローチにより、本来のレベルに回復させる手助けをする事です。
ご提供しております各講座においては、受講している皆様に、「どれだけ多くの“気づき”を得て頂けるか—。」それを一番、大切にしています。それは、私たちが“気づき”こそ、最も根源的で、そして、最も即効性のある、「心の自己回復力」だと信じて疑わないからです。
「ホリスティック」について
2つの「治療法」を例に、分かりやすく説明します。
あなたは、ご自分の身体や心が不調を感じた時、どんな治療法をお選びになりますか?
とりあえず病院に行って、今ご自分の身に表れている症状を、一刻も早く治したいとお考えになりますか?
それとも、もっと別の方法を試してみたいとお考えになるでしょうか。
それでは、多くの女性が一度は経験済みと思われる“便秘”を例に、この事を、もう少し詳しくご説明して行きたいと思います。
西洋医学では、治療法として主に薬を用います。
便秘薬といえば、センナやピンクの小粒で知られるお薬などが有名ですよね。
直接腸に刺激を与え、その刺激により、腸の働きを促すお薬です。
確かに、このアプローチで、お通じには確実に効果が出ますが、あくまでも、その効果は一過性のものであり、慢性的な便秘の場合、「定期的に飲む必要がある」、長期的に服用を続ける事により、「薬の量が増える」という欠点がある事も、周知の事実です。
一方、東洋医学では“便秘”という症状のみに着目する事をせず、「便秘は身体バランスの乱れによる一症状」と捉えます。例えば、「血液の流れが滞っている為、水分代謝が悪くなり、冷えやすい体質になっている事が原因である」—という様な感じで、診察結果を出します。
便秘症状は、あくまで全体のバランスが崩れてきている、一種の「兆し」と捉えるのです。
そして、局所的なアプローチではなく、全身に働きかける漢方薬を用いて、身体全体を治していく事により、結果として、その症状も、ごく自然な形で改善へ向かう事を、治療の最終目的としています。
まずは、症状が現れた根本的な原因を探り、その身体に最も必要な治療を行う事で、人間がもともと持っている「自己回復力」を呼び覚まし、バランスを欠いた身体を元の状態に近づけて行くのです。
つまり、「便秘になりにくい身体づくり」=根本治療という訳です。
しかしながら、漢方治療は、身体全体に少しずつ、穏やかに働きかける為、効き目に即効性を求める事は出来ません。
さて、皆様はどちらに惹かれますか?
どちらを選びますか?
でも—。
「もし、“両方の良いところを兼ねそろえた治療”、そんな選択肢があったらいいのにな。」
「最終目的は病気になりにくい身体づくり。だけど、今困っている“ココ”も、早急になんとかしたい!」
皆様の中には、そう思われた方も多いのではないでしょうか。
当アカデミーが定義する「ホリスティックケア」とは
問題を表面的なものに限定するのではなく、全体的に捉え、正しい考えをベースに、多面的な視点で分析する、全体的、かつ包括的なアプローチこそ、まさに「ホリスティック」的アプローチだと、私たちは考えます。
上記の例で解説すると、西洋医学、東洋医学と境目をつけることなく、また、どちらかを排除する事なく、全体的に身体の症状を診断し、理論的かつ、総合的な治療をする、と言う事—。
すなわち、“お腹が痛くて苦しい”という、その時に表面化している症状に関しては、西洋薬の力を借り、同時に“便秘になりにくい体質作り”の為に、漢方薬治療を併用していき、長期的に体質改善を図っていく、といった具合です。
これをお読み頂いている皆様の中には、「そんな事は、当たり前じゃないの?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。しかし、「邪道」とか「異端」という言葉で表されるように、人間は、一旦自分の信じたその道を究めれば究めるほど、他の考え方を取り入れる事をしないのです。
異端のものを排除する、否定するといった風潮は、徐々に柔和されてきたとは言え、やはり、昨今でも根強く存在しています。医学の世界で言えば、昔は西洋薬と漢方の対立からはじまり、今では、西洋医学と代替医療でしょうか。「ホメオパシー騒動」などは記憶に新しいものです。
しかし、一部の人々は、実は「片方に偏りすぎる事なく、双方を上手く取り入れていく事が、本当は望ましい」という事に、徐々にお気づきになられています。
正しき理論と柔軟な考え方を持ち、融合を図る事こそ、これから求められる、新しいケアの形だと信じています。




